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浄土真宗本願寺派 堺別院様 「南蛮船堺港図」襖絵

 浄土真宗本願寺派の堺別院様は、「北の御坊さん」の愛称で親しまれ、南北朝時代に足利義氏の第四子道祐が、本願寺覚如上人(親鸞の曾孫)に帰依して創建したのが始まりです。1476年(文明8年)に境内に信証院という一字を営み、蓮如上人がここに居住されていた時期もありました。現在の本堂は1825年(文政8年)に再建されたもので、堺最大の木造建築物です。

 この仕事では、堺別院様独自のものを作らせていただこうと、まずは堺の町にまつわるものをいろいろと連想しました。そこで、早くから貿易港として栄え、室町・安土桃山時代と港町として大きく繁栄した堺の町の風景が一番絵になると考え、「南蛮船と堺港」を主題とした構図を提案し制作したものです。
 その当時の時代背景はもちろん、風俗、土地柄など、人物一つとっても着物の柄から髪の結い方まで調べて描かせていただきました。
 絵は異国情緒あふれる南蛮船を描いておりますが、大海原へと乗り出し遠く異国の地に向う船の様子を、真宗の教えを広く伝えようとする信心の力強さに重ね合わせて雄大に、そして金箔を十分に生かして豪華絢爛に描きあげました。