京の宮絵師 安川如風が描く、悠久の世界
宮絵師とは、神社様やお寺様を
「彩色」で彩る絵師のこと。
この仕事は自然素材がほとんどです。
神社仏閣の荘厳の仕事は風雨や湿度に耐えうるものであらねばなりません。
過去の職人たちが残してきた手仕事を引き継いで、
後世へと残していくことも大きな役割なのです。
お寺や神社を彩る天井画です。
四季の花や鳥や虫を絵柄
に表して屋内に取り込むこ
とを得意とする日本人特有
の鋭敏な感性で自然を日常
に感じさせる空間作りの粋。
地ではなく天に広がる花の
世界は正に浄土。
また、玄武・白虎・青龍・朱雀といった四神などの霊獣は力強い美しさがあります。花丸と合わせて配置されることも。
金泥を使用したり、盛上げ彩色を施すと鮮やかで豪華な天井画になります。
天井画のモチーフとしてスタンダードなのは、四季の自然を最も感じることができる花丸、またそこに様々な鳥をあしらった花に鳥。スタンダードでありながら繊細かつ美しく優しい色味が天井を彩ります。
伝統の絵画技術とLED光源を組み合せ、新しく開発したLED天井画も制作しています。薄い桐板に描かれた絵の後ろからLEDを照らすことにより絵が光ります。額絵やインテリアとしてもご好評いただいています。
神社仏閣の建造物彩色をはじめ、随神・絵馬・天井画・襖絵の
復元・新調など、ありとあらゆる仕事をいたします。
受け継がれてきた京の意匠と技を育み新たに伝統を創造し、筆先一本に生命をこめ、その作品を後世に伝えることを望みます。これからは伝統の裡から創造性を生み出し新たなる出発をしなければなりません。
そして花鳥風月あらゆるものの究極を見極めることを第一といたします。