京の宮絵師が描く
 祈りの文様

神様や仏様の衣には、古来より吉祥の意を込めて描かれた幾つもの文様があります。
そんな古の祈りが込められた文様を、宮絵師・安川如風の手により現代に復元しました。
和室にも洋室にも合うデザイン、そしてコンパクトなサイズ感の額絵なので、贈答品にも最適です。

日本の伝統的画法を用いて彩られた現代の「祈りの文様」を掛けていただくことで、
日々の心の平安、落ち着きのある空間の一助となれば幸いです。

尚、今作は、安川如風応援団の団長である、茨城県古河市・鶴峯八幡宮の高橋博文宮司様より御祈禱を受けています。

梵天(中尊)

仏教において「天(上)」を守護する梵天。
仏教の世界観において最高位の一つである梵天界の主であり、「運気上昇」「世界平和」などの御利益があるとされています。
その梵天の衣から取り出した文様を、調和色である緑色に配しました。
緑色は、暖色にも寒色にも属さない中間色であり、植物の葉色です。刺激が少なく、癒しと安心感をもたらしてくれます。

伊舎那天(中尊)

仏教において「東北」を守護する伊舎那天。
鬼門を護るものであり、「無病息災」などの御利益があるとされています。
その伊舎那天の衣から取り出した文様を、落ち着きのある紺色に配しました。
紺色は、青の中でも暗めの青で華やかさはありませんが、深い思考には最適な、固い冷静沈着さをもたらしてくれます。

地天(中尊)

仏教において「地(下)」を守護する地天。
大地を神格化したものであり、「五穀豊穣」や「煩悩除去」などの御利益があるとされています。
その地天の衣から取り出した文様を、母なる大地の色である茶色に配しました。
茶色は、土の色であり、地味な色目は安定感を感じさせる色です。心の落ち着きや平穏をもたらしてくれます。

月天(中尊)

仏教において「月(夜)」を守護する月天。
月とその光を神格化したものであり、「夫婦和合」や「無病息災」などの御利益があるとされています。
その月天の衣から取り出した文様を、神秘的な紫色に配しました。
夜の闇を照らし、人々を慰め、恐怖心を取り除く月の光のように、紫色は、古代より宗教的に尊ばれた高貴で不思議な輝きのある色です。
秩序と静寂をもたらしてくれます。

日天・赤(中尊)

仏教において「日(昼)」を守護する日天。
太陽とその光を神格化したものであり、「煩悩除去」などの御利益があるとされています。
その日天の衣から取り出した文様を、情熱的な赤色に配しました。
昼を照らす光は、人の力でさえぎることのできないものであり、赤色は、火や血などのエネルギーの象徴的な色です。
明るさや自信を持つ気持ちをもたらしてくれます。

日天・青(中尊)

仏教において「日(昼)」を守護する日天。
太陽とその光を神格化したものであり、「煩悩除去」などの御利益があるとされています。
その日天の衣から取り出した文様を、清らかな青色に配しました。
青色は、穢れを清める水の色であり、晴れの空色です。
こちらへと向かってくる太陽の光とは反対に、どこまでも広がる空と海の色は、清新さと冷静さをもたらしてくれます。

【定価】270,000円(税別)※送料別途 置き上げに純金箔  作品寸法:11㎝角 額縁寸法:27㎝角
※一つ一つ手作業で描くため、在庫がなくなり次第、お届けまで1ヶ月ほど頂戴いたします。ご了承ください。

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